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2005-12-12

ミスをリカバリできるのも良いシステムの条件。

よく読まないと何のことだかわからないんだが、「単に入力ミスは怖い」という話ではなかったようだ。

東証 : 投資家及び関係の皆様へ -12月8日のジェイコム(株)株式の注文取消処理に係る株式・CB売買システムの不具合について-
http://www.tse.or.jp/news/200512/051211_a.html

午前9時27分、ジェイコム株式に対し、みずほ証券が61万円で1株の売注文を、1円で61万株として発注いたしました。その際、同銘柄は67万2千円の特別買気配を表示中でしたが、当該売注文により約定成立要件が整い、売買が成立しました。ただし、今回の売注文が大量で初値成立後にも残っていたため、残存分は初値決定により設定された呼値の制限値幅の下限である57万2千円の売注文として登録され(詳細は後述いたします)、大量の買注文と間断なく順次約定していくこととなりました。その過程で、みずほ証券から当該注文に対する取消注文が発注されましたが、そのような例外的状況において生ずる不具合が売買システムに存在したため、取消しができずにその後も連続対当により約定が順次成立することとなりました。

「不具合」と言い切っているのだから、これは「不具合」なのだろうが、とにかく「ユーザーはミスをおかすものである」前提で「ミスが致命的な影響につながる可能性がある」システムにおいては、あらゆる事態を想定しておかないといけない。

「こんな値が入力がされるわけがない」という凝り固まった考え方や「エラーは自動的に機械の側で修正し、ユーザーはそれを意識させないことがユーザビリティの法則なのだ」といった意識にとらわれること、また逆に「簡単に「警告」を出しすぎてユーザーがろくに読まない習慣がついてしまい、形骸化した「警告」になってしまう」ことなど、考えなければならないことは本当に色々ある。

人間はミスをする。

「ユニバーサルデザインの7原則」の5項目めにも「ミスに対して寛容」(Tolerance for error) という項目がある。何もユニバーサルデザインやアクセシビリティは障害者や高齢者の為だけはなく、あらゆる人間の助けになるのだということを改めて意識したい。

What is Universal Design- Principles of UD
http://www.design.ncsu.edu:8120/cud/univ_design/princ_overview.htm

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