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2006-05-12

アホで間抜けなスーツですが何か?

さて、零細企業のスーツ? の見解も少し述べておこう。

業務連絡。その3|渋谷ではたらく社長のblog

一番は技術者の頭数が明らかに不足していることです

仙石浩明CTO の日記: IT企業には技術者と経営者の両方と話せるバイリンガルが必要

優秀な技術者であればあるほど、 「人月」という考え方には反発するものだし、 優秀な技術者は、 平凡な技術者の何倍、いや何十倍のパフォーマンスを発揮できる (私は技術者の生産性は、ピンとキリでは 3桁の違いがあると常々主張してるのですが) わけで、 「頭数」なんかで数えられたらたまらない、 というのが、優秀な技術者の感覚だと思います。

技術者の皆さんは「決算説明会」というシチュエーションについて考えが至っていないし、渋谷の社長はblogのエントリーってシチュエーションに考えが至っていない。

決算説明会で「プロジェクトの進捗が芳しくないのは、当社の技術者の生産性が低いことです」なんて言ったなら投資家も社員も大ブーイングだ。
投資家なら「そんな奴らはクビにして生産性の高い人間に入れ替えろ!」、あるいは「現場のせいにして経営がつとまるのか?」、技術者なら「現場のことがどれだけ分かっていってるのかね?」ってなもんで。

だから、「頭数が不足しているから増やします」ってのは投資家に対する説明なのだ。それが前提。そして現状の社員に配慮した発言でもある。

渋谷の社長はこうとまで言っているのだ。

いま会社にいる技術者はこの状況で本当によく頑張っている。

現段階までその問題を放置していたことは、私をはじめとする
経営陣の失点です。

さて、それはそれとして「人月」や「頭数」についてスーツとしての意見を述べる(ちなみに、僕はエンジニアではないがプログラムはそれなりに書く)。

生産性や仕事の結果を数字に置き換えて考えるってのは経営者としては当たり前のことだし、見積もりにそうやって書くかどうかは別にして「人月」という単位で考えるのもおかしな考えじゃない。「1人あたりの生産性」「1人あたりの経常利益率」は、会社の「力」を図る指標としては普通に使われているのである。

但し、いや逆に、その人月は「80万円/人月」かもしれないが、「800万円/人月」かもしれない。「アホで間抜けなスーツ」はそこをちゃんと理解している必要がある。

技術に長けていたり理解が深いことよりも、数字や結果に対して真摯であり理解できることこそがスーツには求められるのである。

但し、報酬と待遇をどうするかについて、技術者の皆さんが大好き? なロングテールの反対「パレートの法則」を忘れちゃぁいけない。

報酬に関する限り、2割の生産性の高い優秀な技術者は8割のそれ以外に引っ張られてしまうのだ。あなたが稼ぎだした桁違いの成果は、若い(かどうかは全然関係ないが)未熟な技術者や「できの悪いスーツ」の生産性の低さをカバーしているのである。

だから、現実的には報酬が3桁の差になることは稀である。但し「3桁の違いがある(それはプロセスではなくて結果を見て)」ということは理解していて、それなりの待遇と報酬に反映させていけば良いのである。


404 Blog Not Found:理解を求めるな、報酬を求めよ

あえて言おう。 だからこそ、報酬と待遇を求めよ、と。

Danさんの言う通り。

理解を求めても良い。但し、それは技術力の高さや技術者の考え方に対する理解ではなく、技術者が行った仕事、生み出した価値の創造に対する理解である。

そして、それは多分「報酬と待遇」に顕著に表れるのだ。


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