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2006-05-18

Webサイトの媒体価値。

受託型Webサイト制作が押さえるべきポイント- sarusaruworld

しかしながら、Webサイトには足がない。

新聞なら出稿すれば、朝ポストまで届けてもらえるし、
テレビならお茶の間wまで届けてくれる。
つまり、広告対象にリーチするまでの”ルート”が確保されている。
また配布数/視聴率という媒体資料があり、費用対効果の算出も予想ができる。

足がないWebサイトは、、費用対効果の算出が非常に難しい。
活用の仕方ひとつで、天にもなれば地にもなる、というものだ。


広告としてかどうかは別にして、例えば「イベント」だったらどうだろう?
イベントにも足がない。「出張イベント」には足があるけれども。

イベントの「告知」は新聞でやったり電波を使ったりするわけだ。

まぁそれはそれとして、他の媒体は使えなくて「ウェブ」オンリーである場合の媒体価値の持たせ方に話を絞ろう。

媒体価値が0であれば、Webサイトそのもののクオリティなんか関係ない。 0点だw。

昔広告会社にいた頃に社内報に書いた一言を思い出した。

「ウェブは情報発信なんかじゃない。アップされたウェブはアクセスされるのをひたすら待っているのだ。」

しくみ的には確かにそうなのだが、やっぱり情報発信なのだと思う。

さて「Webサイトそのもののクオリティなんか関係ない。」のだろうか。それは「クオリティ」をどこに定義するかにもよるのだと思う。

「ユーザーにとって価値のある情報を考えるとこと」、「ユーザーへの付加価値をつけて提供すること」このうちの後者のクオリティだけだと確かにそうである。でも、前者もウェブ屋の立派な仕事なのである。

「クライアントが何も持っていない」のであれば、ウェブでできることなんて何もない。クライアントが持っているもの(価値)のどこに焦点をあてて、それをどのように(マーケティング)発信すれば有効なのかが充分に考えられたウェブサイトであれば、「足はなくとも人は必ずやってくる」。ウェブ屋は体験的にそれを知っている。

また、実世界での知名度をあげ、話題提供をすればウェブの媒体価値は自然にあがる。知名度が高く、話題性のあるコンテンツをユーザーは欲しがるだろうし、そのような情報をわかりやすく見つけられるのが検索エンジンの役割だからである。だから、実世界での知名度をあげ、話題提供をできれば、ウェブはその受け皿としての役割を発揮することができる。

つまりは、実世界での価値もなく、何も持たざるクライアントが「ウェブだったら何でもできる」ということ自体がウェブ屋の思い上がりなのだ。

僕が手がけたウェブサイトで、かなりのトラフィックを集めるサイトがあるが、それは決してクオリティが高いからではない。ましてや、僕の力ではない。クライアント自身が有名で価値あるコンテンツを持っているから。僕はそれにいくつかの付加価値をつけてリリースしただけである。

クライアントの隠れた価値・コンテンツを発掘することからはじめた仕事においては、僕の役割がもっと評価されても良いと思うが、そうではないことも多い。つまり、頑張ったのはクライアントなのだ。

さて、ウェブ屋にできることもまだまだある。

例えば、現在のウェブは個人個人が情報発信し、口コミによって情報が広がる世界でもある。
いかに口コミにのせるのか、口コミにのりやすい情報を提供するかが一つの価値であるし、そこが媒体価値の一つなんだと思う。

SEOの話ともつながるのだけれど、SEOの本質は「煽り」みたいな考え方があって、例えばソフトウェア技術を売りにしている会社だったら、技術の一部をオープンソースにして公開してコミュニティに投げましょう、とか機能限定のフリーソフトを作って配布しましょう(これによってフリーソフトのダウンロードサイトからの被リンクがもらえる)とかいうアプローチをとることができる。

これは、クライアントが持っている「価値」をうまくアウトプットすることでネット上の口コミを誘発できるという意味で付加価値であり、そういった発想を提案できるウェブ屋はユーザーを運んで来られるウェブ屋なんだと思う。

ただし、それが誰の仕事なのかは微妙。クライアントの仕事な気もするし、広告代理店の仕事なような気もするし。ただ、そういったことを提案するウェブ屋は頼られるというのは事実である。

経験から。


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